チーズはどこに消えたのか?
こんばんは! Tomoです!
コロナ自粛の状況でいかがお過ごしでしょうか。
私は自粛中でしたが、ほぼ初対面の人と室内バーベキューをしてきました。
コロナ感染のリスクを考えると少々躊躇はしましたが、
招待してくれた知り合いよりいろいろな人に会えると話を聞き、行くことにしました。
いざパーティーがはじまり、立食しながら参加者と話していたのですが、みなさんとても生き生きしている。
参加している一人一人が何かしら目標を持っており、夢に向かって邁進している。
とてもパワーをもらいました。
「もし、目標にいま自分の力が及ばなかったとしても、常にその目標にむかって自分を高めるだけですよね。」
参加者の一人の方がおっしゃっていた言葉がから、一つの本のことを思い出しました。
「Who Moved My Cheese チーズはどこへ消えた?」という、小1時間ほどで読める本なのですが、
その中には著者から読者への人生への深いメッセージが込められています。
変わり続ける人生の中で、何を求めるか?
これをテーマに物語形式で本は進んでいきます。
登場人物は、以下の通り。
- スニッフ 変化に気づく能力に長けているネズミ
- スカリー 変化に適応できるように行動できるネズミ
- ホー 変化にあらがうことがある。変化に適応もできる、常に最善の策を考える小人
- ヘム 変化におびえて、受け入れられない小人
スニッフとスカリー、ホーとヘムはある日、
チーズのたくさんある場所をめざして探索をはじめます。
スニッフとスカリーは単純に試行錯誤を繰り返しながらチーズを追い求める。
ホーとヘムはいろいろと分析を加えながら頭脳明晰にチーズを追い求める。
そのかいあって、彼らはともにチーズがたくさんある場所にたどり着きます。
とはいえ、チーズは有限だし、その鮮度も時間とともに低下していく。
それにいち早く気づいていた、スニッフとスカリーは早い段階から、新しいチーズのありかを見つけて、探索を再開します。
しかし、ホーとヘムは、たくさんチーズがあることに慢心してしまい、やがてチーズがなくなることなど頭になかったのです。
やがて、チーズは底をつきますが、それを予見していたスニッフとスカリーは全く驚くことなく新しいチーズの探索を続け、結果的に大量のチーズのありかを発掘します。
それに対し、ホーとヘムはチーズがなくなったことに困惑します。
「なんてことだ!チーズがないぞ!どこへ消えた?」
その後もホーとヘムは、いままで食べていたチーズがなくなった現実を信じることができずに、
探索を再開できない。
いままで自分たちが生活のよりどころとしていたものがなくなったのですから、
そのよりどころを変えることを恐れているのです。
やがて、ホーは以下のように悟ります。
今になってわかるのは、変化に備えていたらあんなに驚くことはなかっただろうということだ。
きっとスニッフとスカリーはそうしていたのだ。
これからはもっと注意しよう。変化が起こるのを予想し、変化をもとめるのだ。
以前は、チーズをもっていかれてしまうなんて変化は間違っていると思っていた。
いまは、変化が起きるのは自然なことだと思った。
人は考えを変えると、行動が変わるのだ。
新しいチーズが見つけられれば、変化を受け入れられるのだ。
すべてはどう考えるかにかかっているのだ。
最大の障害は自分自身にあるのだ。
その後、悟りを得たホーは新しいチーズのありかにたどり着き、スニッフとスカリーと合流します。
(物語ではホーと別れたヘムがその後どのように行動したかは語られておりません)
プライベートでも仕事でも共通していえることですが、つねに私たちの生きる環境は変わり続けています。
いまだとコロナ騒動で在宅勤務が推奨され、リモートでの会議やコミュニケーションが増えました。
また、AIの登場で、人間の仕事が奪われるかもしれない可能性もあります。
常に自分が世の中の潮流についていけているかアンテナを張っていないと、いつの間にかホーやヘムのように変化を恐れ、取り残されてしまうという結果となってしまうかもしれない。
そういう意味で、昨日バーベキューで会った人たちは、各々の目標に向かって己の変化を求めて邁進している。
どこか物語のスニッフやスカリーに似ていて、いい考えだなと思いました。
いい刺激をもらえたイベントでした(o^―^o)
それでは今日はここまでです!
Bye Bye!☺