私といとこと線香花火🎇
こんばんは! Tomoです!
皆さんは今日20時に打ち上げられた花火を見ることはできましたか?
私は見ることはおろか、音すらも聞くことができませんでした😢
こういう日に限り在宅勤務、、、 ついてないです笑
実は私、花火を見ることが結構好きです。
毎年、夏は暇さえあれば、花火を見るために外出ということも多くあります。
今年はコロナの影響で、多くの花火大会が中止されてしまうと聞き、残念に思ってます。
さて、今日はそんな花火にまつわる私の思い出を投稿していきたいと思います。
私がちょうど小学6年生のころ。
お盆休みに帰省をしていた私は、祖母の家で過ごしておりました。
お盆休み真っ最中のある日、夏休みの宿題をこなしていた私は、急に母親から呼び出されました。
叔父とその息子がやってきたというのです。
叔父には小さい頃からよく遊んでもらい、顔がお互い知れていたのですが、いとことは遊んだことがなかったので、どういう子なのだろうとちょっと気になっていました。
宿題を切りの良いところでやめた私は、叔父といとこの待つリビングへと向かいました。
「ガラガラ」
私がリビングのドアを開くと、そこには見慣れた叔父の顔と少々大人っぽい少年がソファーに座っていました。
「おう!久しぶり!元気にしていたか!」
私の顔を見た叔父は、優しい笑顔を浮かべながら、声をかけてくれました。
「うん!元気だった!」
私も笑顔を浮かべながら、答えました。
「ほら!挨拶せい!」
叔父はせかすようにしながら、いとこの方を向いて言いました。
いとこは、大人びた表情を浮かべながら、「こんにちは」と私に向かって淡々といいました。
私もすかさず「こんにちは」と会釈しかえしました。
(なんかませた感じの子だな。)と感じました。
当時の私は、とても内気で、かなり引っ込み思案であったため、いとこに対してどこかとっつきづらい印象をその時抱いたのを覚えています。
久しぶりに顔を合わせたこともあり、そのあと私は叔父と話をたくさんしました。
30分ほどたったところで、
「せっかくだし、二人でゲームでもしてきなよ!」と叔父が突然言いました。
ゲームは好きでしたが、正直、いとことはやりづらいなと感じてしまいました。
でも、せっかくの叔父の提案を断るわけにも行かないと思い、二人でゲームをすることになったのです。
選んだゲームソフトはNintendo 64の「マリオパーティ2」でした。
二人でやるなら、パーティーゲームの方が長く続くだろうし、仲良くなれるだろうと思ったからです。
しかし、その思惑とは逆に、パーティーゲーム内で起きたささいな利害対立をきっかけに、私たちは仲たがいしてしまったのです。(お互いにわがままな子供であったため、仕方がなかったのかもしれませんが)
いとこはその日、祖母の家に宿泊する予定でしたが、私たちは、昼食の時も夕食の時もお互い口をききませんでした。
夕食後、応接間にこもって漫画を読んでいた私は、もやもやとした気分でいました。
(このまま喧嘩して明日お別れすんのかな? なんか嫌な気分だな。でも、あんなやつ別に仲良くなくてもいいじゃん。)
自分に言い聞かせるように、思いを巡らせているとき、突然応接間のドアが開きました。
別にあやしいことをしていたわけでもないのですが、私はびっくりしてしまいました。
叔父でした。
「Tomo、みんなと花火やらんか?」
花火🎇 小学校低学年の夏祭りで楽しんだ以来でした。
私は飛び上がって、すぐに玄関に向かいました。
外に出ると、いとこもいました。
一瞬、私の方をみたいとこでしたが、すぐにばつが悪そうに目をそらしました。
それを見かねた叔父が、
「ほれほれ。仲良くせい!」と花火に火をつけました。
「ジュージュー🎇」
花火がオレンジ色の火花を散らしながら、輝きました。
「おー」私といとこは声を上げて、その様子を見入っていました。
いとこも花火をするのが久々だったようで、とても興奮していました。
ボーとしていた私の方を叔父がポンポンとたたきました。
「ほれ。線香花火。やってみい」
線香花火。私はその日まで線香花火を見たことがありませんでした。
いざ火をつけてみると、きめ細かい火花が散るだけで、何の迫力も感じませんでした。
しかも、持って動こうとした瞬間に先端がポトリと地面に落ちてしまいました。
「これしょぼくない?」私は思わずいいました。
「線香花火はこういうものなんだ。決して派手じゃないけども、地面に落ちるまではずっと輝きつづける。こういうのも夏っぽくてよくないか?」と叔父が微笑みながら答えました。
ふと横を見てみると、いとこが同じように小さな線香花火を楽しんでいました。
「すげー! どうやったらそんな長く続けられるの??」
突然私が声をかけてきたのに、いとこはびっくりし、その花火を落としてしまいました。
「声かけないでよー。どれだけ長く線香花火が続くかやってたんだから。」
いとこは少々怒った顔で言いました。
「じゃあさ、次は二人でどちらが長く線香花火を続けられるかやってみたら?」
叔父が言いました。
「それ面白そう。やろうよ」「賛成!」
その後、私といとこは線香花火がなくなるまで、遊びつくしました。
いつの間にか、線香花火を通じて、私たちはお互いに打ち解けていました。
こういった懐かしい思い出もあり、大人になった今でも線香花火は大好きです。
花火大会で、迫力のある打ち上げ花火を見るのもいいですが、投稿をしていて、この夏、また線香花火をやってみたいなと思ってきたTomoでした。
それでは今日はここまでです!
見てくれてありがとうございました!
See you next time!!🎇