春よ来い

みなさん。こんばんは!ご訪問ありがとうございます!

私は、先ほど仕事を終えました。

実は、私の職種は、今、年で一番繁忙期の時期にあります。。。

コロナで外出できず、仕事がうまくいかないこともあり、心がすさみそうな毎日です笑

 

桜も散ってしまい、春もあっという間でしたが、

今日は、淡くてはかない春の思い出をつづりたいと思います。

お前の思い出話なんて興味ねぇよという方もいるかと思いますが、どうぞご容赦ください😊

   お気に入りの美観地区の桜🌸

 

時をさかのぼること、私がまだ小学生だったころ。

当時の私は、いまよりずっと内気な性格でした。

スポーツ万能タイプでもなく、リーダー格でもなかったため、小学校でも目立たない存在だったかと思います。

友達と呼べる存在もほとんどいませんでした。

 

そんな私にも唯一といっていいほど仲の良い友人が一人いました。

彼はとても温和でやさしく、かつ正義感の強い男だったので、友達も多く人気者でした。

そんな彼に私はとてもあこがれを抱いていました。

彼がいたからこそ、私は、弱くてもろい当時の自分の存在を正当化できていたのかもしれません。

中学校もその先も私は彼と親友で居続けようと思っていました。

 

 

そんな未来に突然終始符がうたれました。

父親の転勤により、東京に移住しなければならなくなってしまったのです。

中学校からは彼はもう自分の隣にはいない。

悲しい。さびしい。つらい。そんな思いが堂々巡りしてたのを今でも鮮明に覚えてます。

 

 

そのころからというもの、私はそれまでよりいっそう彼との時間を大切にするようになりました。

時には、家族ぐるみで旅行に行ったり、パーティーもしました。

このまま永遠にこんな生活が続けばいいのにとも思いました。

 

そして卒業式の日。

翌日には東京に移動する予定だったので、その日が彼とお別れをする最後の日でした。

卒業式を終えた私は、卒業証書を手に、母親とお世話になった担任にお礼をいい、

学校を後にしようとしていました。

不思議と彼とはなにも連絡はとらず、その日会う約束もしていませんでした。

彼と話してしまうと、未練のあまり泣き出してしまいそうだったからかもしれません。

彼と別れの言葉を交わさなかったことに、一抹のさびしさを感じながら、母親と校門をくぐろうとしたその時でした。

突然、校門のそばから6年間見慣れた男が駆け寄ってきました。

 

 

彼でした。

 

彼は私を見るなり、

「今日最後だろ! これメアド!」と言って、私に何かを渡してきました。

「東京にいってもおれのこと忘れんなよ!たこ焼き🐙!(←昔の私のあだ名です笑)」

そういって彼は少し恥ずかしそうに去ってしまいました。

 

足早に去っていった彼を片目に、校門そばに停めた車に乗り込みながら、母親が私にいいました。

「あんたたちほんといいコンビだったよね笑」

 

私が東京に移った後も、定期的に連絡を取っていましたが、時は人を引き離すとは事実です。

年を取るにつれ、だんだん連絡も取らなくなり、いまでは連絡先もわかりません。

今は彼がどこでどんな生活を送っているのか知る由もなくなりました。

しかし、春が来るたびに彼のことを今でも思い出します。

 

思い出話をつらつら書くつもりでしたが、最後のほうは妙にノスタルジックになってしまいました。

今日はここらへんで失礼します。長文読んでくれてありがとうございました。

Thank you!!